フットボール番が一(168) ーシティ、不安定な理由は?ー

 

   フットボール番が一(168)
       ーシティ、不安定な理由は?

 

25節(2月2日)マンチェスターシティ、アウェーでのスパーズ戦。0-2で敗れる。
いくらシュートを打ってもゴールを割らなければ得点にはならない。
今シーズンは不安定さがつきまとう・・。

 

その理由を考えると・・・
・ディフェンスの弱化。
一番は8月末、DFの要ラポルタが負傷して長期離脱をしたことが大きいのは明らか。グアルディオラは「私は守備の戦術を考えることも好きだ」と言っているが(『ワールドサッカーダイジェスト.NO544』)、その割にセンターバックの補強がいつももたつく・・。実際そこをファン・ダイクを補強したリヴァプールのクロップとの差が明らかに結果に現れている。

 

・そして、”4年目のジンクス”はないか?
バルサの4年目は会長も代わりフロントとの衝突が起きてクラブ内のムードが悪くなりリーグ優勝を逃してしまった(この1シーズンだけ)。今回はそれがない。そして、シティでのCL優勝という大目標が残っている。が、昨シーズンはリーグ、FAカップ、FLカップと優勝を飾りどこかにチーム内に或いはクラブ全体に気の緩みが幾分でもあったのではないか・・?と推測してしまう。
こういう時は何かの刺激策が必要だと思うが、1月の移籍シーズンで補強はなく、しかしラポルトとザネが戻ってくる。

 

・ショートパスが大基本!
基本的にD・シルバを中心に速いショートパスの継続で相手ディフェンスを後手後手に回してチャンスをつくる。そこへデ・ブルイネのミドルパスやロングパスが配給され相手ディフェンスはさらに混乱する。これがシティの基本的戦術だと思います。が来年退団が決まっているD・シルバが出ていないゲームではその回数や精度が落ちてしまう。今からB・シウバを中心選手にするように中盤で絡ませた方がおもしろいと思っています。
昨季はデ・ブルイネが負傷で長期離脱。その穴をB・シウバが埋めD・シルバと中盤を創りゲームコントロールしていた。

 

 

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ー12月 ロンドン市内ー

 

ワールドサッカーダイジェスト、NO544~546』でグアルディオラへのインタビュー記事が載っています。その中で彼は「ボールを70%もキープしてシュートも相手の5倍も10倍も打てば他のスポーツならそのチームがまずまちがいなく勝利する。しかし、フットボールではその逆の結果になることも中にはある」と言うようなことを話しています。
確かにそのとおりですよね。バスケットやハンドボールならまずシュート数と得点は正比例するでしょうけれど、しかし、フットボールは正比例するとは限らない・・。正直者が損をするようなものですかね・・ちょっとちがうかな・・?(シティとスパーズの今シーズンの2ゲームでシティのシュート数は約50本、スパーズは6本程。それで得点はシティが2でスパーズが4です)

 

そして、スパーズ・シティ戦の前日(2月1日)、リーガでは22節、マドリー対アトレチコのゲームがありました。マドリーが1ゴールを挙げ勝利。
ジダンは特に自分の戦術は持っていないが、アンチェロッティと同じで能力ある選手の特性を引き出し、それを繋ぎ合わせることがうまい監督。ピッチ以外のマネージメント(コントロール)力にも長けているよう。
この日はおまけにアンチェロッティが考えた4-3-2-1のクリスマスツリー型を採用してゲームに挑んだが、後半立ち上がりからチームの中心であるクロ-スとイスコを下げヴィニシウスとL・バスケスの両ウイングを投入してサイドからの攻撃に変更する。これが功を奏して唯一のゴールを勝ち取った。”アシストはジダン”だった。
さてCL、シティはそのようなマドリーにどのように闘って行くのか?
ホント今から楽しみです!

 

                         ーTOKYOっ子

 

 

ヤフーブログが利用できなくなったのでこちらの「はてな」に引っ越しをしてきました。
https://mount678.hatenablog.com/
ーまたこちらにも別のブログを載せています。今回はロンドン小旅行のことを書いています。よろしかったらご覧になってくださいー