フットボール番が一(177) ー今シーズンの注目キープレーヤー20~21ー

     フットボール番が一(177)

     ー今シーズンの注目キープレーヤー20~21

 

マンチェスター・シティはB・シウバ

デ・ブルイネがチームをリードする。これに異論はない。が、D・シルバが抜けた後、中盤でゲームをつくっていけるのはB・シウバだと思う。

ブルイネは鋭いミドルパスを送る。しかし、ショートパスに比べ精度はどうしても落ちる、わずかに合わなかったり相手にカットされたりされる。

やはりチームのリズムをつくって行くのは細かいパスを駆使すること。その中心にいてもらいたいのがシウバ。

10年前のバルセロナ(チームをリードしていたのはチャビ)を比較に出すのはどのチームに対しても酷だが、昨シーズンまでのD・シルバを超えることはできると思う。怪我が癒えたようなので注目して行きたい。

 

リバプールチアゴ・アルカンタラ

バルセロナーB・ミュンヘンに続いて移籍してきた。

リバプールは昨シーズン断トツでプレミアを制覇したが、そしていい選手がたくさんいるが、どうも不足していたのが”創造性”。だから今一つゲームを見ていても満足感を得られなかった。そこにクリエィテブな要素を持ち込んでくれそうなのがチアゴ。チーム全体がおもしろくなるような気がする。

 

アーセナルはアルテタ

ここだけは監督を選びました。現役時代はベンゲルの下(もと)で、そして昨シーズンまではグアルディオラのアシスタントコーチをしていた経験を生かしておもしろいチームに向かおうとしている感じ。まだまだ理想のリの字くらいまでしか届いていなく、また全体の選手力も他のビッグクラブに比べたら足りないと思うけれど、一歩一歩階段を上がって行ければ、シティ、リバプールと共にプレミアビッグ3に成れるのではないだろうか?

(これにランパードが欲する若手の有望選手を何人も獲得したチェルシーがその軌道に乗れればビッグ4になるのでは?)

 

ASローマはペドロ

昨シーズンはランパード新監督の若手起用の方針でほとんどベンチウォーマーにされてしまったペドロだがメッシやピケと同年令で(’87年生まれ)、何も実力が落ちたわけではまったくない。ローマのフォンセカ監督に請われての移籍。監督としては”バルサイズム”をチームに注入してほしいのだと思う。

具体的にはバイタルエリアでの細かいパスワークや意表を突くパス。

セリエA3節すべてスタメン出場で昨シーズンのチェルシーとは大違い。見たところローマもいい選手が揃っている。が、自陣からビルドアップしても詰めのバイタルエリア内でのパス精度がまだ劣っている。ここをペドロとフォンセカが改良すればゴールが増えるのはまちがいないと思う。

第3節のウディネーゼ戦のペドロの右ポスト内側に当たってゴールしたミドルシュートがきっかけに勢いをつけてほしい。

 

 

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セビージャはJ・ナバス

今一番、見る前にワクワク感があるのがロペテギ・セビージャ。

10年前のグアルディオラバルサと無論同じなわけはないが、今見ていて最も”美しいフットボール”を披露しているのではないか!?

パスワーク(組織)とドリブル(個)の融合。その中心となっているのがペドロより一つ上のJ・ナバス。元々はウィンガー。その巧みなスキルをサイドバックに下がっても披露している。右サイドを駆け上がりパスワークで相手ディフェンスをかわし精度の高いセンターリング、デ・ヨングまたはオカンポスが極める!

最低限リーガで優勝争いに最後まで加わってほしい。そしてCLでどこまで闘えるか楽しみにしている。

 

エイバルは乾

英語のexpectは「予想する」と「期待する」が両方混ざっているようだがこの欄だけは正直後者の方だ。乾、うまいけれど器用ではない(これわかります?)。何かそんな感じでもう一つ二つ足りない。勿論リーガでプレーを続けて行くだけでも大変なこと、力がなくてはできないことだ。今までも左サイドで反対側のP・レオンの二番手、オレジャナがいた時はオレジャナの二番手という位置だったが、是非攻撃の一番手に成れるよう成長してほしい。

(ついでながらWOWOW放送人がよく日本人で最長のプレー時間とか日本人で何とかと繰り返し言うけれど、それだったらいつまで経っても世界に追い付けないですよ)

そして、バレンシアの久保は見る目に欠けるエメリ監督に起用してもらえるだろうか?

 

バルセロナ、これは近い将来のexpectとしてリキ・プッチ

新監督のクーマンは何でもリキプッチも戦力に考えていないとの報道を聞いたが、実際3試合を終えて一度も使っていない。それならレンタルで他クラブに行くことはできないのか?ゲームにきちんと出てそのスキルを磨いて1~2シーズン後チャビが監督になると同時に戻って来ればおもしろい。(結局は残留が決まったらしい)

最もチャビに近いのが現在リキ・プッチと見ているのだが。

再びバルサに”チキ・タカ”のリズムが戻ってくることが考えられる。

 

そして、今シーズンの一番の願いはどの国のリーグもコロナ禍の拡大により中断することなく順調に進んで行ってほしいことだ。

(最近ヨーロッパで感染者が再び増え、イタリアでは第3節ユベントスナポリのゲームが行えなかった。その場合はまずストップして最小限に抑えることでしょう)

 

                         ーTOKYOっ子

 

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