フットボール番が一(181) ー心理面精神面の大きさー

フットボール番が一(181)

           ー心理面精神面の大きさ

 

CLのベスト16が終わり、3月19日には準々決勝以降の組み合わせが決まりました。道のりが見えてきましたが、シティは次にバイエルンと当たって決勝まで進めるか(パリSGが上がってくることも考えられる?)、別の山では案外チェルシーが上がってくるか?等いくつかの個人的予想は考えられますが、それが当たるかどうかは別物。どう進んで行きますかね?

 

ベスト16のすべての16ゲームを見ての感想はバイエルン、シティ、その次にパリSGが続いているかな、と感じましたが・・。1stレグでは1ゲームも引分けがなく、そして、その勝者が勝ち抜けました。

個人的にはセビージャが1stホームでスソのゴールで先制点を上げながらなぜ自分たちのペースで進めることができず逆転を喫してしまったのか・・という点が引っかかっています。

今シーズンはグループリーグはダゾーンでの放映もなく「何やってんだ!」と怒っていましたが、決勝トーナメントからWOWOWが放送できてホントよかったです。ELも準々決勝以降は全部放送してよ!

 

 

2nd

チェルシーvsアトレチコ

1stは1-0でチェルシー

大袈裟な例えかも知れないが、”刀を持ったことがない者が刀を持たされて闘えと言われてもチャンバラはできない”。

今シーズンはシメオネアトレチコも攻撃的になったと言われていますが、1stでは6バックを採用、攻めなくては敗退する2ndでも4-4-2までしかできない。基本的に守備ありきの監督・チームの限界。

 

ELではベスト16で敗れたスパーズのモウリーニョがゲーム後、相手のディナモ・ザグレブのドレッシングルームに行き、賛辞を送ったということですが、カウンターしかできない凡庸な監督に言われても特に嬉しくもないのではないでしょうか?

 

今シーズンのリーガではセビージャとソシエダに注目期待していました。

全体のクラブ規模ではビッグ2には叶わないですが、しかしピッチ上の11人の総合力はビッグ2に近付いてきたのではないか、と考えていました。

実際、セビージャはコパ準決勝の1stでバルサに2-0で勝利しました。

そして、迎えた2ndをダ・ゾーンで見ましたが、心理精神面の大きさを強く感じました。セビージャは追われる者の立場で終始受け身になってしまい、平常心を失い、自分たちのスタイルで運べなかった。普段なら自陣からつなげていけるのにクリアだけになってしまいパスになっていなかった。

後半PKを得たのにオカンポスが失敗、終了間際にフェルナンドが必要のないファールを犯し2枚目のイエローで退場になる。直後に2-2に持ち込まれる。これらも普段ならまずなかったことでした。焦りから墓穴を掘ってしまったのでしょう。

 

このゲームの2~3日前に行われたリーガ25節のマドリー対ソシエダでも、ソシエダは後半主導権を奪い返しペースをつかみ先取点を奪う。

このまま行けると思ったが、しかし残り数分を5バックにして、これが裏目に。普段していないことをやり体制だけでなく気持ちの面でも腰が引けてしまい同点に追い付かれてしまいました。

ゲームにおける心理面精神面のウエートを強く感じました。

 

                       ーTOKYOっ子

 

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