フットボール番が一(167)ーシティいいゲーム、悪いゲームー

 

   フットボール番が一(167)

       ーシティいいゲーム、悪いゲーム

 

キケ・セティエンが今シーズンどこにいるのかな?と気になっていたのですが、シーズン途中でバルセロナの監督に就任。
チェスとボールゲームが好きな監督、劇的な変化を早いうちに披露してくれるのではないでしょうか?持ち駒は豊富、セティエンにとっても勝負でしょう・・!
そして初采配の20節グラナダ戦から早くも”色”が出ていました。
選手間の距離を短くしてショートパスを駆使しながらビルドアップして行く。サイドの空いたスペースを左SBのJ・アルバが進み攻撃参加、というより時として起点になっていた。が、右SBのS・ロベルトの上がりが一度のなかったことをWOWOW解説の野口幸司さんが指摘していましたが右の空いたスペースも使えばもっと攻撃的になっていたように思いました。

 

話題をプレミアに移しますと、
「シティ、いいゲームと悪いゲーム」

・まずは悪い方では19節12月27日、アウェーのウルブス戦。
前半12分、GKのエデルソンがいきなりレッドカードを喰らう。
負傷明けのアグエロを下げGKはブラボに交代する。無論一人少なく残り約80分を闘うことに。しかし前半PKを決め1-0で終える。

が、後半マフレズを下げDFのガルシアを入れ何と5バックにする、グアルディオラが・・ポリシーを曲げた・・。バルサの4シーズンではなかったことでしょう。
当時のバルサなら例え10人になってもポゼッションで上回り主導権を握ってゲームを支配できた。いつだったかピケが退場を喰らいそのような状況になったが11人と変わらないゲームをしていたことを覚えている。
まぁ、グアルディオラ自身が当時のバルサと今のシティの「差」を認めていると言うことでしょう。

そして、これで逃げ切れれば結果オーライで首位のリバプールとの勝ち点差を広げられずにすんだのだが、いつもとちがうスタイルで勝手がちがい何と2-3の逆転負けを喫す。
ウルブスはバルサカンテラ出身のトラオレを中心にホームの大声援を受け勇敢にエネルギッシュに闘い勝利をもぎ取った。

 

・いいゲーム
22節1月12日、アゥェーでアストン・ビラと。
複雑なパスワーク、ポジションチェンジ、スル―、フリックと相手を混乱させる。そして急所を突く短いスルー(タテ)パス。
そして個人技、マフレズのドリブルからシュート(1点目)。これも相手は周りをケア―するからちょっとしたポケットができる。そこを突くドリブル。それに加えて粘っこいプレー泥臭いプレーもする。
相手にボールが渡った時の最初の一歩の詰めも速い。
デ・ブルイネの巻いたミドルパスも見事(ジェズスが決めたゴール)。
終わってみれば6-1。マニータ以上だった!
久しぶりに快心のゲームだったのではないか?

 

・そして続く23節(18日)ホームでクリスタルパレス戦。
およそポゼッション70%対30%、シュート数25本以上と4~5本程度。
前のゲームと同じように攻撃的にやっているのに同じようには行かない。
80分過ぎ、アグエロの2発で逆転するもすぐに1本のロングパスで追い付かれ2-2のドロー。後味悪い。

2-1となった段階でグアルディオラの選手交代はアンカーのギュンドアンではなく前のスターリングを下げ同じくアンカーのロドリを入れる。
これも”らしくない゛現実的な逃げに入り、まずい結果となってしまった・・。

 

・24節はアウェーでシェフィールドU戦。
今季昇格組ながら骨のあるいい闘いをしているシェフィールドに苦戦するも70分過ぎ、この日交代出場のアグエロの一発で何とか勝利をつかむ。1-0。

 

最後にアヤックスがCLの1次リーグの最終戦を取りこぼし、ELに回りました。選手もクラブ関係者もサポーターもショックだったでしょう。
でも是非立ち直ってほしい。ELのトロフィーを勝ち取ってほしい、と強く願います。そうなると、他のクラブにも好影響を与えるのではないでしょうか?

 

 

f:id:momo0678:20200124181305j:plain

ー写真は3点とも12月チェルシ対ボーンマス戦の日のものですー

 

f:id:momo0678:20200124181606j:plain

 

 

f:id:momo0678:20200124181714j:plain

 


                         ーTOKYOっ子

 

※ヤフーブログが利用できなくなったのでこちらの「はてな」に引っ越しをしてきました。
https://mount678.hatenablog.com/
ーまたこちらにも別のブログを載せています。今回はロンドン小旅行のことを書いています。よろしかったらご覧になってくださいー

 

 

 

 フットボール番が一(166)
     ー過酷、プレミアリーグ

 

去年に続いて、12月一週間の休みを取りロンドンに行ってきました。
14日、17節『チェルシーvsボーンマス』をスタンフォードブリッジで見てきましたが、応援しているペドロが今シーズンは構想外に置かれてしまいこの日もベンチまで、これでは正直熱くはなれませんでしたけれど・・。
まずは疲弊、これはチェルシーだけに言えることではないけれど、選手が工場労働者になってしまいそう・・?中3日(CLの最終節が4日前にあったばかり)で迎えたゲーム、攻撃の核であるウィリアンとプリシッチを後半20分で同時に交代させる。無理はない、体にキレがない。
コバチッチ(この日はスタメンを外れる)とハドソン・オドイを投入する。

ークリスマス休暇もないプレミアリーグ、試合の多さ、寒さ等重なってこれから肉離れ等の負傷が重なってきますね・・ー

 

f:id:momo0678:20191226110345j:plain

サブメンバーのゲーム前練習

 

昨シーズンのサッリ監督もそうだったようにビッグ6として常に勝たなければという強迫観念みたいなものが強すぎるからメンバーを固定化しすぎる。ファーストチョイス以外の選手を軽視しすぎる。その例が今シーズン、ペドロ(この日はベンチウオーマー)とジルー(この日はベンチ外)を排除している。ペドロはスーパーカップを含めシーズンの最初の3試合をフル出場。その後ケガをして復帰したがなかなか出場機会が得られない。ジルーは代表では欠かせないCFだが今シーズンはランパードの元では使ってもらえない。M・アロンソも同様である。
その”偏り”が何ゲームもの取りこぼしにつながっているのではないだろうか?
若手の登用は無論大事なことだがましてや自国自前の選手だからランパードは育てたいだろう。ただマウントやエイブラハムはスーパーな選手ではない、まだこれかからの選手である。

 

そして、チームとして昨シーズンからボールポゼッションが上がっている。サッリの志向でありボールゲームをできる選手を重用したからだ。(それができないモラタ等は他クラブへ出て行った)
ただしポゼッション率が上がったからといって、相手ボックス内でのそれは上がったのだろうか?
今の技術ならそれを計ることもできるだろうから是非知りたいものである。相手ボックス内に何人選手が入りパスをどれだけ繋げてシュート、ゴールに結び付けたのか?その数値はマンチェスターシティと比べればかなり劣るのではないだろうか?また今シーズンからのランパードとコーチ陣はどれだけ組織的攻撃のアイデアがあり指導力があるのか?
実際ホームで勝てないゴールが上げられない、この日も0-1の敗戦。
ある意味当然なことだと思う。格下の相手チームはアウェーでもあり、まずゴール前を固め引き分けを狙う。そのガードを破る戦術と戦力が足りないだけのことだ。

 

f:id:momo0678:20191226110652j:plain

17節 チェルシーvsボーンマス

 

シーズン開始前の『ワールドサッカーダイジェスト』によると20チームの監督志向でランパードはハイプレスでは他のビッグクラブの監督同様高かったが、その後の攻撃スタイルでは手数をかけないでシュートにを放つカウンター型に分類されていた(多分自分が現役時代にしていたように)。
ここらへんをもっと勉強しなくてはボールプレーをできる選手たちとの間に溝ができてしまい、悪い流れになると”できる選手”が個々に勝手にプレーしてしまうチームに陥ってしまうことが考えられる。

ー翌18節はM・アロンソを2か月ぶりにスタメンで使い3-4-3で組み奏功、主導権を握りスパーズをやぶるー


CL決勝トーナメント1回戦
シティとマドリー
リバプールアトレチコ
バイエルンチェルシー
ライプチヒとスパーズ
と面白そうなカードが並びましたね!

 

ヘスス・スアレス氏がメッシがバロンドールを受賞したことに関連して、チーム賞はアヤックスに、次の候補はデ・ヨングそしてB・シウバだろう、と記していました。私も同じ意見です!!

                        ーTOKYOっ子

 

※ヤフーブログが利用できなくなったのではてなに引っ越しをしてきました。
  https://mount678.hatenablog.com/
ーまたこちらにも別のブログを載せています。よろしかったらご覧になってくださいー

 

 

 

 フットボール番が一(165)
                 ―監督の仕事とは
 
グアルディオラのインタビュー番組がJ-スポーツで放送されていた。
インタビュアーの4人(3人の男性は多分全員ジャーナリスト、一人の女性は女子チームの監督のようだった)に囲まれ、しかし全員がグアルディオラの前向きな攻撃的スタイルの心棒者でグアルディオアラ自身屈託なく話をし、時間が過ぎるごとに熱がこもって行った。昨シーズンが終わり今シーズンが始まる前地元スペインでの収録のようであった。

 

しかし、今シーズンのマンチェスター・シティはちょっとつまづいている。
12節。現在プレミアリーグの頂上決戦がリバプールのホーム、アンフィールドで行われた。11月10日。
ゲーム前のコメントでグアルディオアラは「例えこのゲームに敗れて勝ち点差が9になってもまだ先は長いんだ」と、まるでそうなることを悟っていたかのようにも聞こえた。らしくなく・・・。実際、現状で総合力安定感でリバプールの方が上回っていただろうが。
そして、どんな得点にしろ先制され2点差3点差にされた時にチームを落ち着かせる選手が見当たらない。バルサ時代(08-09~11-12)だったらチャビがいてプジョールがいた。デ・ブルイネはまだ若く怒り・感情を表に出してしまう・・。怪我上がりのD・ルイスはベンチにいたがなぜか出番はなかった。結局交代は後半アグエロからジェジュスに代えた一回のみ、一人のみだった。冷静さを失っていたのか?

確かに先取点を奪われる前に”ハンド疑惑”はあった。しかし、それだけを”せいにする”のであればCLの優勝は今シーズンもできないだろう。なぜならVARが導入されても同じようなことはまた起きる。
そのファビーニョミドルシュートでの先取点の時、中央に入り最もファビーニョに近いところにいたアンヘリーニョがそのまま前に出てマークすればよかったのになぜか自分のポジションの左サイドへ戻ってしまった。あれはやはり判断ミスだったでしょう。

そして、4日前のCLでのアトランタ戦。前半でGKエデルソンが故障で退場、後半から第二GKのブラボが入った。あれほどバルサ時代(ルイス・エンリケ時代)堅守を誇ったのに現在は精彩がない。後半36分相手選手をフィールド上で倒してしまい一発レッドを食らってしまった。
これを考えるとGKにもローテーションを採用するべきだと思いますね。トップチームの第二GKは主にカップ戦のみに出場しているがリーグ戦でも出しておかないといざと言うときにチーム力を落としてしまう・・。

 

フィールドプレーヤーが即席のGKになったのは久しぶりに見た。
急遽ウォーカーがゴールマウスの前に立つことになったが、ユニフォームもないのでブラボのシャツを着ていました。ゲームは1-1。確かに何が何でも勝ちに行く必要はなかったが終盤グアルディオラのチームが時間稼ぎのためボール保持に出たのは久しぶりに見ました。)

 

同じく12節のレスターvsアーセナルは最早立場が逆転。現在の実力通りレスター(ロジャース監督)が2-0で勝利。アーセナル(エメリ監督)がアウェーでELを水曜日に闘い中2日だったがそれらの言い訳も通用しないほど現在のチーム力の差は明らかでしょう。監督力の差は大きい。

 

CL4節H組のチェルシーvsアヤックスは誰にも予想できなかっただろう展開になり4-4という派手なスコアになりました。が、ここでも監督力の差は明らか。 
アヤックスセンターバックの二人が後半23分に続けて退場に。この時点で4-2であったが結果4-4にされてしまった。二選手とも前半にいらないイエローをもらっていた。しかし、9人になってもボールを持てば果敢に攻め上がっていました。すごい!
選手の年棒を計算すればチェルシーの方が断然上回っているでしょうが、アヤックスのテン・ハーグは選手のよさを伸ばし組織(チーム)をつくれる、至ってクリエィテブ。(グアルディオラバイエルン時代、そのBチームを率いていたのがテン・ハーグだったそうです)
それに対しランパードは攻撃は選手任せでしょう。ウィリアンとプリシッチが個人技と判断力で打開している感じ。もし監督が入れ替わっていればアヤックスの大勝だったのではないでしょうか。

 

ペドロ、ラキティッチブスケツモドリッチと出番が少なくなってきている選手が目立ってきてちょい寂しさを感じる今シーズンです。
しかし、この4選手は十分に活躍できる。遅かれ早かれ新天地を見つけて再活躍してくれると信じています。

                             ーTOKYOっ子ー

 

※ヤフーブログが利用できなくなったのでこちらに引っ越しをしてきました。これからよろしくお願いします。
なお過去のブログはこちらにあります
http://blogs.yahoo.co.jp/mshika04

 

フットボール番が一(164)
               ー8節が過ぎて

 

リーガ8節
バルセロナvsセビージャ』

確かにスアレスのど肝を抜くようなファーストゴールがモノを言ったけれど、その前に限りなくパーフェクトに近いプレーを見せチームを救ったGKテア・シュテーゲンを抜きにすることはできないだろう。
セービングだけでは相手のGKヴァリツークも遜色ないプレーを見せる。
しかし相手プレーヤーに対する間の取り方・詰め方、そしてポジショニングの修正と”その微調整”でテア・シュテーゲンの方が上回っているでしょう。
ブンダバー!!

 

『エイバル』、小さな街の小さなクラブのゲームを見るのが楽しみです。
一部に上がって6シーズン目を今闘っている。それは豊潤な資金源を持っているビッグクラブが優勝争いをするのと同じくらい価値のあることだと思う。
執拗に繰り広げるサイドからの攻撃が中心である。

昨シーズンはダニ・ガルシアとカパがビルバオに移籍、今シーズンはジョルダンがセビージャに移籍、それぞれ格上のクラブに移っている。
乾も成功しなかったが昨シーズンベティスに移籍し、メンディリバル監督の手腕がチーム力と選手力を向上させている。

個人技が発揮できるペドロ・レオンやオレジャナもチームに居ついていて相乗効果になっているようだ。
乾がいるのでWOWOWで毎節放送されているのが嬉しい。

そして次節9節はホームにバルセロナを迎える。スタジアムのキャパシティ8千席対9万9千席の闘いである。日本時間明日の晩が楽しみだ♥♥

                           ーTOKYOっ子ー

 

ヤフーブログが利用できなくなったのでこちらに引っ越しをしてきました。

 これからよろしくお願いします。

 なお過去のブログはこちらにあります
   http://blogs.yahoo.co.jp/mshika04