フットボール番が一(176) ⋯一発勝負のCL(変則開催)Ⅱ⋯

 

  フットボール番が一(176)

    ⋯一発勝負のCL(変則開催)Ⅱ⋯

 

すでに月が替わってしまいましたが・・・

まずはEL決勝から。8月21日、ドイツ・ケルン。

セビージャ3-2インテル

同じ優勝でも価値のちがいがあることはフットボール愛好家ならわかっていただけることと思います。

このゲームは組み立て(ビルドアップ)ができるチームとそうでないチームの差が結果にも出ました。

”美しいフットボール”と称されフットボール史上最強と呼ばれているグアルディオアラ時代のバルサ(08~09から11~12までの4シーズン)とは少しスタイルがちがうが今のセビージャは美しく強いフットボールを見せフットボールファンを楽しませてくれている。

 

個と組織の関係、連携。

「足元」もうまいし「頭」も使える。つなぎ(パス)に長けている。

このゲームに関しては出してのJ・ナバスと受け手のD・ヨングの関係性が光っていた。

リーガ最終戦で足を痛めた正GK、ヴァツリークに代わって出場した第二GKのボノが遜色のないプレー、活躍が優勝に導いた一つの理由でもある。

またゲーム展開において劣勢不利に傾いても動揺しないメンタル面の強さも感じ取った。その強化もバッチリしているんでしょうね。

 

一年目が多い新チームであったが、手腕を評価されているモンチSDがいい選手を集め、監督自体1年目であったロペテギがここ数年の汚名を返上するすばらしいフットボールを披露してくれた。

今週末から始まるリーガが楽しみである!

 

 

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ー冬のミュンヘン

 

 

CL決勝 8月23日

バイエルン・M 1-0 パリSG

こちらはW杯74年大会のオランダを思い出した。

どちらも「クライフ」でリンクしている。

当時(70年代)”全員攻撃全員守備”の元祖、世界中のファンを驚かせたトータルフットボールが50年ほど経ち、ここまで進化したか、ということをバイエルンが見せてくれた。スコア以上の差がありましたよね。

このチームにメッシは必要ないでしょう。

一人ひとりの技術が高いことは言うまでもないことだけれど、同時にフィジカルトレーニングもかなりの割合で行っているのではないかと感じました。

シーズン途中から監督に付いたフリックの力は本物でしょう。

 

どちらのクラブを見ても、フットボールという競技は総合的、複合的なものだということがあらためてよくわかりました。

 

今週末からラ・リーガ、プレミアが始まり、続いてセリエAブンデスリーガも始まりますね。スタジアム内に徐々に徐々にファンが入場できることを願っています。

                        ーTOKYOっ子

 

※こちらにも1本別のブログがあります。よかったら読んでみてください。

https://mount678.hatenablog.com/